マッケンジー・ソープ(Maclenzie Thorpe)


  イギリスの画家、マッケンジー・ソープは子どもの頃、簡単な単語さえ書けず、先生には「なまけ者でアタマが悪い!」と叱られ、友達にもそのようみ見られ一緒に遊ぶことが出来ませんでした。
実は“ディスレクシア”という学習障害のひとつであり、知的には普通の子どもと変わらないのに、読み書きに関してだけ困難を示す症状で、彼は38歳の時、初めてそのことを知りました。
 
つらい時期を乗り越え、20歳で美術学校へはいってから画家の道が開け、2000年にはイギリスの画廊組合1700社からベストセラー・アーティストに選出されました。
ソープはアメリカ、イギリス、オーストラリアなどの各地の慈善団体と協力して絵画展を開くとともに、ハンディキャップを背負った子どもたちに自らの体験を通して、いかに逆境と戦い成功を収めることができたかを語りかけます。子どもたちは彼がディスレクシアと経済困難をいかに克服したかを知り、彼の成功によって自らの逆境を克服する希望を見出します。
 
ソープの作品には、“希望・愛・喜び”のメッセージがいっぱい込められています。アートを通して、この想いを日本の多くの子供たち、そして子どもたちを守り育んでいくべき大人たちに伝えたい〜ソープの素敵なアプローチは、世界中の人びとに夢と力を与えています。
 
プロフィール
1956年、イギリス、ノースヨークシャーのミドルスブローに生まれる。
ミドルスブロー美術大学卒業。
バイアム・ショー美術学校卒業。
「イノセント」
「愛を運ぼう!!」
「ボニー・アンド・クライド」
ほるぷA&I